さっちゃんこ・んな日々

日々の出来事、感じた事を思うままに綴っています。

サワコの朝 由美かおるさん◆西野流呼吸法で変わらぬプロポーション

 

 f:id:sacchanko:20170801010728j:plain

f:id:sacchanko:20170813110125j:plain

1950年11月12日 (66歳)
京都府出身

1986年から、TBSの人気時代劇『水戸黄門』に「かげろうお銀」役で出演。
番組中の入浴シーンは名物。
その水戸黄門を25年務めあげ、卒業して7年が経ちました。


水戸黄門の収録は1本撮るのに約1週間かかるんです。
丁寧に撮ってくださって、監督さん、スタッフさんは大変でした。
卒業してからは今までできなかった事をいろいろやりました。 


記憶の中で今もらめく曲


西野バレエ団に入団後『11PM』という番組から15歳でデビュー。

番組中のダンスショーナンバー、ドリス・デイの Teacher' pet です。


西野バレエ団が芸能界へのきっかけに


お友達に誘われて西野バレエ団に入団。


先輩に金井克子さん。
西野バレエ団に行くと金井克子さんがいらして、

「わぁー!きれいだっ!もう感動いたしました」

3才からクラッシクバレエをしてました。
ある日「西野先生から、金井さんのように歌ったり踊ったりしないか?」って言われたんです。

そして15才で11PMでデビュー

その時は、寝ないで次から次へと覚えなきゃいけなくて、徹夜が続いてダウンしちゃって。
とてもハードスケジュールでした。
その時に金井さんにピンチヒッターをして頂いたことがあるんです。
先輩と言うのはありがたいです。


青果店に生まれた普通の女の子だった



 父は元々は京都の警察官でしたが母と出会って八百屋さんに。
父は素敵な女性がくるとまけちゃったり、タダで持って行っていいよーなんて人がいいんです。
商売っ気がないんです。
父は芸能界ってところが好きではなく、11PMに出るって言ったら「絶対にダメだ」と。
猛反対されました。
父は頑固ですけれど、私も頑固なので許してもらえるまでお友達のお家から帰らなかったんです。


 結局は、父が折れて。
その時に父がいったことは「やり始めた事は途中で諦めてはいけない、どんなにつらい事があっても続けなければいけない」って。約束をして。
それで、デビューさせてもらったんです。


昭和のゴージャスな番組で



 
西野先生から、歌って踊ってお芝居ができる。
3つ揃ってできることは当たり前だと教わりました。
いろいろな仕事をしても苦じゃなくて覚えることが楽しかったです。
だから次から次へといろんなお仕事をしていました。
大変なのは当たり前なんですね。

 

 


由美かおる芸名の由来は?



 
デビューしたのが1966年。
ちょうど新幹線が通っていたので、「ひかり」とか「こだま」いろんな名前が挙がったんですが「かおる」におさまりました。
由美はどこからきたのかわからないですが。

もしかしたら由美ひかりとか、由美こだまになってたかも知れません。


11PMに出るや大反響!!



 映画の共演もさせて頂きました。
16才の時TBSの番組でインタビュアーのお仕事を頂きまして、イタリアへ行くっていうので急きょイタリア語も習いました。
イタリアでスタッフみんなでお食事をしてると、そこに、ミルバさん(イタリアの歌手)が所属している会社の社長さんに一目ぼれされちゃいまして、「イタリアのベネチュア音楽祭に歌手として出演してください」と言われて、その時レコードも出したんです。
そしてイタリアに永住しなさい、そしてアナタをヨーロッパで大々的に売り出したいなんて言われたんです。でも、日本でも非常に忙しかったのでお断りしました。
もし引き受けてれば、また違った人生があったかも知れないですねー。

また出会いと言うのは、お仕事でもそうですがいろんな出会いがあって、「水戸黄門」と言う素晴らしい番組にも出会う事ができました。


25年間水戸黄門に出演



 どちらかと言うと皆さん、お風呂のシーンがいいわねなんて言われますけれども、女性っぽく、色っぽく見て頂けるのは嬉しいです。と言うのは私は竹を割ったような性格で、さっぱりしているんです。
なんでもパッパと決めちゃう方です。
自分にない性格を演じるっていうのも楽しかったですが、女忍者として戦うって方が好きでした。


水戸黄門入浴シーンはてんやわんや


 
 湯沸かし器がついてるんだと思ったら、そうじゃなくて、ポリバケツにお湯を入れたり、電熱器みたいのを入れて朝から1日がかりで沸かしたりと大変なご苦労が装置さんはあったと思います。

 岩風呂のシーンでは、大きなセットに皆さん穴を掘ってブルーシートを敷いて、お湯がもれないようにして入ってるんですけど、だんだんお湯が少なくなってきて、胸が見えちゃいけないので、お湯に隠れるようにどんどん体をずらしながら撮影したこともありました。

お風呂はね、やっぱり自宅でゆっくりと入る方が1番楽しい。


演技は誰からも教わってない



 演技はほとんど、何も教えてもらってないですね。
小さい時に両親がテレビで、アンタッチャブルとか、ララミー牧場
そういう物を見ていて、向こうの方は表情がものすごく豊かなので、素敵な表情だなーなんて。
見て体に沁み込んだっていうか、自然に身に付いた。
マリリ・ンモンローの役をやる時はすごく嬉しかったです。

見るとお勉強になって、体に沁み込んじゃうっていうか。


プロポーションはどうやって保つ?



 西野流呼吸法という呼吸法の健康法なんです。
体が若々しく蘇っていくっていうものなんです。

肩幅に足を開く
膝を少し緩める
①つま先から頭頂部へ鼻から吸い上げるイメージ
木が根っこから吸い上げてくるように背骨を通って頭頂部まで
②息を止めたままおへその辺りまで吸った空気を下ろす
息を止めたまま意識でへそ下5cmへおろす
③息を吐いて上体を曲げる

1日20分くらい。
待ち時間などでもできます。
35年くらい続けています。


欲しいと思ったものは素直に



 ダイエットなどはせずに食べたいものを頂く。
今そうやって感じたものは体にとって必要なものですね。
何か出会ったものって、事もそうですけど自分にとって必要なものかなって。

今自分にとってお勉強しなさいって事なんだって思うんです。
そういった意味では出会ったものが、いつもとても勉強になってます。
 


 新しい挑戦こそ若さの秘訣



 
アコーディオンって楽器、小さいのを購入して始めたんですけど。と言うのもパリに行って素敵な女性がパリの街角で弾いていたんです。それを見てわあーっいいな!って思って。
本格的にやり始めたのは1年半くらい前。
1度だけコンサートをやりましたけど、ボロボロでした。
ドキドキ、ハラハラって言うのもいいもんですね。
難しければ難しいほど、よし!頑張ろうっていう気になります。
第2の青春はアコーディオンです。


今、心 に く 曲


 アコーディオンの曲で、牧田ゆきさんの「川の妖精たち」
チャマメっていう音楽のジャンルがあってアルゼンチンの方はチャマメで歌ったり踊ったりされるんです。
この牧田ゆきさんがアコーディオンの先生です。
年下なんですが厳しいのでお稽古して行かないと叱られます。

CDも出します。
アコーディオンに恋しています。
全部を一遍にはできないんです。
1つ1つ区切っていかないとという不器用なタイプなんです。


とても66才とは思えない、生き生きとした若葉のような由美かおるさんでした。